つれずれなるままに、日々読んだ本や思うことについて書いてみます。
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本多静六自伝 体験八十五年
「本多静六」と言う人をご存知でしょうか?
個人的に「白洲次郎」と並んで最近注目している人物です。

もう彼が亡くなって50年になりますが、人生論、財産、幸せなどに
ついて当時3冊の本をまとめベストセラーとなりました。

彼は幼くして父親を亡くしますが、もちまえの負けん気の強さで
勉学に励み、のちに東京大学の教授にして資産家となります。

学生時代も貧しく、新しく出来る学校に補助が出るからという理由で
林学を学びます。入学当時はそれほど必要とは思われていない学問
でしたが、無計画に伐採されていた森林について計画的に運用する術を
広め、水源流林の確保や防雪防風林の施設を説きました。のちに日比谷
公園などの公園設計・都市設計もしています。

大学を退任する頃になると子孫の役に立たないからと自分の資産を、
公共事業や奨学金に匿名で寄付し、社会と言うもっと大きな視点で
子孫達のことを考えていたようです。

そんな彼の自伝が復刊しました。彼の業績だけを聞くと非の打ちどころ
のない偉人かと思われるかもしれませんが、この彼の最後の著書となる
本書は、若かりし日の本多翁が何を思い失敗しどう乗り越えたか、どのような哲学をもって財を成し、偉業を遂げたのか、赤裸々に語ってくれます。

平成という時代はこういう人の努力の末に続いているんだと思うと、まさに明治の人の心意気に感謝せずには居られません。

本多静六自伝 体験八十五年 本多静六自伝 体験八十五年
本多 静六 (2006/01/31)
実業之日本社

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